スタッフと一緒に受付の可能性を追求

受付部署のリーダーとして、5名のスタッフとともに窓口業務をきりもりするAさん。患者数の多いベル歯科医院では、受付や会計業務だけでも忙しい毎日ですが、近年はここに新たに営業業務が加わり、Aさんはその管理も担っています。
「私たちが取り組む営業は、販売促進と専門サービスの利用促進の2種類があります。たとえば歯ブラシやデンタルフロス、うがい薬、マウスウォッシュ、キシリトールガムといったデンタルグッズの販売促進、クリーニング、口腔がん検診など専門サービスの利用促進などを指します。商品に興味を持っていただけるように楽しいポップを作って目立たせたり、治療前後に積極的に患者さんにサービスを紹介したり、いろいろ工夫しながら頑張っています」と話します。
営業業務に中心的に取り組むスタッフは主に２名。ともに他業種からの転職者で、売上額による目標管理や接客業務の経験が豊富です。
そうした人材の強みを生かすべく、受付部署内に営業グループが立ち上がったのが３年ほど前のこと。以来、鈴木彰院長による予防歯科に関するレクチャーを定期的に実施。患者さんからよく聞く悩みや質問を受付スタッフから院長に話し、答え方の指導を受けたりもしています。努力の甲斐あって、売上が目標額に達する日も近そうとのこと。
「受付はこれまで、歯科医師や歯科衛生士が行う業務を事務的な側面から支える立場にいました。それが、売上という具体的な数字で評価されることで、仕事の成果がより実感できるようになりました」と部署内が活気づく様子をAさんが楽しそうに語ります。

部署リーダーとしての大切な役割に、部下の育成があります。
基本的な業務から一つひとつ教えていく新人の育成と、社会経験が豊富な人にベル歯科医院でのやり方を指導するのとは全く別物。それぞれどう教育するかはAさんにとって常に大きなテーマです。正職員が自分を含め２名、時短正職員が１名、ほか3名がパートで、全員が揃う日がないという状況の中、情報共有を図りながら、皆で成長できるように心がけているといいます。
また、自分とは違った経験を持つスタッフから学ぶことも多く、売り場の作り方、売上管理の仕方などを教えてもらっているそう。
このように上司と部下という関係を超えてお互いに切磋琢磨しながら、受付の機能を強化していくのが今の目標です。ゆくゆくは予防やデンタルグッズに関して、歯科医師や歯科衛生士に準じた説明が受付でできるようになることを目指しています。
「多様な人材が集まり、それぞれが長所を伸ばしながら活躍できるのがベル歯科医院の魅力」と言うAさん。入職16年、部署リーダーになって10年を迎えた現在も、新しいことを学び、チャレンジする気持ちを持ち続けています。

2022年2月インタビュー