K歯科衛生士は歯科衛生士になって8年目の夏、ベル歯科医院に入職。
「とにかく自分なりに納得できる職場を見つけたい、というのが一番でした」と、求職活動中の心境を語ります。
実は、K歯科衛生士にとってベル歯科医院は5つ目の職場。過去に勤務したところには、歯科衛生士が自分1人しかいなかったり、歯科衛生士とほかのスタッフの業務内容が区別されていなかったり……、不安や疑問を感じる部分が少なからずあったそうです。
「だから今度は、絶対に自分に合った職場を見つけようと思いました。ネット検索でベル歯科医院を知ったときは、ここだ! と、ピンときました。規模が大きく、経験豊富な歯科衛生士が揃っているのが決め手でした」
見学に来てみると、歯科医師や歯科衛生士だけでなく、歯科助手、歯科技工士、受付、総務、事務などが部門分けされ、それぞれがプロ意識をもって仕事をしていることに驚いたといいます。
歯科衛生士の業務については、主任歯科衛生士から詳細な説明を受け、一人ひとりが「予防プログラム」をマスターし責任を持って患者さんを管理していること、ステップアップのための教育制度も充実していることなどを知りました。「質問にもすべて丁寧に答えていただけて、最後に『やりがいがあるよ』って言っていただいて、ここなら大丈夫だと思いました」こうして見学当日に就職を希望。即日採用が決まりました。
ベル歯科医院に来て1年余り。
「自分はいままで、歯科衛生士の仕事がそれなりにできているつもりでいましたが、そうじゃなかったんですね」と実感を込めます。 「たとえば歯のクリーニングは以前の医院でも行っていましたが、それは汚れを取るだけのもの。ベル歯科医院のクリーニングには、予防という明確な目標があって、バイオフィルムや歯石を徹底的に除去し、ツルツルに研磨して細菌がつきにくい状態をつくります。歯周ポケットの計測ひとつとっても、正しい角度で正確に計る。口腔内写真も全例で撮影します。予防ってこういうことなんだと、いま改めて勉強し直しているところです」
また、主任歯科衛生士が高い技術と知識、指導力を持ち、患者さんや後輩歯科衛生士はもちろん、歯科医師からも信頼されている姿を目の当たりにして、「歯科衛生士ってここまで成長できるんだ」と感じたそう。「いつか自分も」と、将来の目標が見えたといいます。
当面の課題は、この仕事を10年やってきたと胸をはって言えるようになること。これからも先輩から学びつつ、自分自身も覚えたことを後輩に伝えていきたいと話します。
2017年12月インタビュー