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歯科衛生士歴は22年、現在は管理職として歯科衛生士部門の統括リーダーを担っています。日々、サブリーダーと協力して現場からの意見や情報を収集するとともに、指示を行いながら、良い組織づくりに努めています。そのためにはあえて“嫌われ役”に買って出ることもありますが、言うべきことは言わなければ改善は進みません。仕事として割り切る部分と、個人として踏み込む部分、そのバランスを大事にしていきたいと思っています。理想は、ベル歯科医院に所属する70名のスタッフ全員が気持ちよく働ける職場をつくること。難しい挑戦ではありますが、一歩一歩、実現に近づけていきたいと思っています。
一般に、まだまだ歯科衛生士は歯科医師のアシスタントや雑務全般を担う者と考えられがちですが、当院では違います。予防プログラムの担当者として患者さまを任せていただけますし、歯科医師に意見も言えるなど、プロとしての仕事を全うできるところが、ベル歯科の最大の魅力だと感じています。これから予防歯科衛生士を目指す人には、当院のような職場を選ぶことをおすすめします。意識的にも技術的にも充実するまでには時間が必要ですが、だからこそやめないで続けてほしいと思います。そうすればきっと、歯科衛生士が患者さまのライフステージすべてに寄り添うことのできる、すばらしい仕事であることを実感できると思います。

臨床研修の案内パンフレットに書かれていた研修内容がとても充実していて、ここなら充実した勉強ができそうと思い、2020年度から5年プログラムに参加しています。
ベル歯科医院での臨床研修は、患者さんを診療室に案内するところから始まります。そして、診療ユニットの高さや患者さんの首の位置の調整、歯科医師のポジションなどをなどの準備をマスターしたうえで、保険診療の患者さんの定期健診、さらに治療を担当することになります。
指導は主に数年上の先輩が担ってくれます。翌日の診療内容について助言をもらったり、診療後の報告時にアドバイスをいただくだけでなく、診療中にも困ったことがあれば、先輩のもとへ相談に行きます。患者さんの状態は人により千差万別なので常に新しい課題にぶつかりますが、必ずその場でサポートしてもらえるのが本当にありがたく、安心感につながっています。
１年目にどこで研修するかで、経験できることは大きく変わってきます。だからこそ研修先は真剣に選ぶべきだと思います。迷ったら先生や先輩とじっくり話して、納得できる施設を選んでいただければと思います。

高校を卒業した年に入職し、5年目から部門リーダーを務めています。7名の歯科助手のタイムスケジュールを前日に組み、当日には全員の行動を把握して仕事の流れを調整しています。また、予約外の患者さんが来られたときの対応や、新人の指導や目標管理も行っています。今は自らのスキルアップ以上に、歯科助手チームとしての力を高めることに注力しています。毎朝、一人ひとりと必ずさわやかな言葉をかわすなど、１日を笑顔でスタートすることを心がけています。
部門リーダーになって最も印象的だったのは、後輩の成長を自分の目ではっきりと見たことです。高校を卒業したばかりの新人が、１年経つと見違えるのです。人が育つということを、後輩の姿を通して実感できたのがうれしかったです。
これから就職先を探す高校生のみなさんには、ちょっとしたきっかけや、自分自身の中に芽生えたかすかな興味を大事にしていただければと思います。やりたいことがまだ見つからなくても、始めてみると見えてくる世界もあります。不安そうな表情で来院された患者さんが診療後には安心の笑顔に変わったり、自分がまったくできなかったことが、いつの間にかできていることに気づいたり。歯科助手の仕事には楽しい発見がいっぱいあります。

受付部署のリーダーとして、5名のスタッフとともに窓口業務を担当しています。受付や会計だけでなく、歯ブラシやデンタルフロス、うがい薬、マウスウォッシュ、キシリトールガムといったデンタルグッズの販売促進や、クリーニング、口腔がん検診など専門サービスの利用促進などの営業業務も行っています。商品に興味を持ってもらえるように楽しいポップを作ったり、治療前後に積極的に患者さんにサービスを紹介したり、いろいろ工夫しながら頑張っています。これまで、歯科医師や歯科衛生士が行う業務を事務的な側面から支える立場にいましたが、売上という具体的な数字で評価されることで、仕事の成果がより実感できるようになりました。
また、リーダーの役割である、部下の指導・育成にも励んでいます。スタッフは正職員、時短正職員、パートと雇用形態が異なるうえ、全員が揃う日がありませんが、できるだけ情報共有を図りながら、皆で成長できるように心がけています。
多様な人材が集まり、それぞれが長所を伸ばしながら活躍できるのがベル歯科医院の魅力。上司と部下という関係を超えてお互いに切磋琢磨しながら、受付の機能をさらに強化していきたいと思っています。